躁うつ病とつきあう
私が今まで読んできた躁うつ病に関する本を紹介していきます。 まず最初は、 日本人の方が著した「躁うつ病」を専門的に扱った一般者向けの本としては最も有名だと思われる「躁うつ病とつきあう」です。
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躁うつ病とつきあう
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著者の加藤忠史さんは精神科医を経て現在は「理化学研究所 脳科学総合研究センター 精神疾患動態研究チーム」のチームリーダーとして、 研究をなさっています(参考サイト:精神疾患動態研究チーム (加藤 忠史, M.D., Ph.D.) | 独立行政法人 理化学研究所 脳科学総合研究センター)。 また、 ご自身で躁うつ病のホームページというホームページを開設していて、 多くの躁うつ病患者、及び家族の方などの参考になっていることと思います。 現に私も助けられました。特に、 「双極性障害の手引き」という資料は非常に参考になります (リンク:双極性障害の手引き PDFファイル)
この「躁うつ病とつきあう」は加藤さんの「躁うつ病を多くの人に理解してもらいたい」という熱意によって、 できたものだと思います。 以下それが伝わってくる「プロローグ」から一部引用させていただきます。
躁うつ病は、脳の病気である。しかも、脳の病気の中でも、治療法が確立し、 原因もかなりわかってきていて、よく治る病気である。 (中略) しかし、世間がそう思ってくれない場合もある。精神科に通っている、と話しただけで、 急に周りの態度が変わってしまった、という話も聞く。 (中略) 心臓や肺の調子が悪ければ循環器内科や呼吸器内科に行くし、 脳の調子が悪ければ、神経科、精神科へかかる。 ただそれだけのことだ。 しかし、それだけのことが、なかなかうまくいかないのが実際のところだ。 (中略) Aさんのように、躁うつ病で苦しんでいる人は、全国に何十万人もいる。 その患者さんたちみんなが、のびのびと人生を送れるようになる日がくるのだろうか。 その日のために僕ができること、それはこの病気の原因をつきとめて、 よりよい治療法を見つけること、 そしてこの病気をみんなにもっと理解してもらうことだ。
以降、本書の内容は加藤さんが精神科で体験した患者さんとのエピソードが書かれていて、 それを通じて躁うつ病を総合的に理解することができました。 また、巻末にある「付録・躁うつ病とつきあうために」では、躁うつ病について非常によくまとまった情報が掲載されていますし、 なによりも「躁うつ病とつきあう」ための心がまえを教わった気がします。
この「souutsu.net/躁うつネット」の内容も多分に本著「躁うつ病とつきあう」と加藤さんのホームページを、 参考にしている部分があります。そして何より、自分のこの病気を理解するきっかけを作ってくださいました。 この場を借りて、加藤さんに感謝の意を表すと共に、 今後のご活躍をお祈りいたします。
